"レストランのサポーター"を掲げ、食のトータルサイトを展開する株式会社ぐるなびは11日、中国北京市の美団点評、台湾台北市のLion Travelの2社と提携し、訪日観光客に対応したレストラン事前決済予約サービスを強化することを発表した。

美団点評は、中国最大級の口コミサイト「大衆点評(大众点评)」とクーポン共同購入サイト「美団(美团)」が2015年に統合、登録ユーザー数は約6億人にのぼる企業でチケットやショッピング、ホテルや飲食など生活や旅行などの情報を提供している。Lion Travel(雄獅旅行社股份有限公司)は、宿泊施設やフライト、パッケージツアーの予約など法人の旅行マネジメントサービスを提供する台湾最大級の旅行会社となる。

ぐるなびは、両社との提携および事前決済型多言語レストラン予約サービスの強化を図ることを11日に発表した。提携先ベースの事前決済予約数(2017年4月から10月末まで)で約10倍増と旅行時におけるレストランの予約需要が大きく増加していることを明かしており、同社は、11月にぐるなび外国版のリニューアルを図るなど訪日外国人向けのコンテンツを強化している。

現在、ぐるなび外国版において多言語で直接予約決済が可能になるシステムの開発を進めており、中国や台湾での利用者の多いWebサイトと提携することで、さらなる訪日外国人の予約増加を目指す。