JTBコミュニケーションデザインは12月7日、「コミュニケーション総合調査」の第1報として、報告書「2017年の満足度と2018年への期待」を発表した。調査期間は2017年10月3~4日、有効回答は18歳以上の個人(大学生、会社員、主婦、リタイア層)2,060人。

5割超が「全体的に楽しいコミュニケーションがとれた」

普段のコミュニケーション手段の内訳を尋ねると、「直接(対面で)話す」が65.6%で最多。「メール」「LINE・チャット」「SNS」を合わせたオンラインでのコミュニケーションは23.9%となり、「電話・テレビ電話」の9.5%を上回った。カテゴリ別にみると、大学生では「直接(対面で)話す」が59.5%にとどまったのに対し、オンラインは32.4%と他のカテゴリより高かった。

2017年のコミュニケーション全般における満足度を聞くと、「50~59点」が17.2%、「60~69点」が19.0%、「70~79点」が20.6%、「80~89点」が16.1%と、回答が分かれる結果に。平均点は「59点」だった。

  • 2017年 コミュニケーション全般の満足度 点数(回答割合)

2017年に楽しくコミュニケーションがとれたかどうか質問したところ、54.5%が「全体的に、楽しいコミュニケーションがとれた(どちらかというと含む)」と回答。一方、「全体的に、楽しいコミュニケーションがとれなかった(同)」は計21.6%だった。カテゴリ別にみると、会社員は「全体的に、楽しいコミュニケーションがとれなかった」が26.0%と全体より高く、「全体的に、楽しくコミュニケーションをとることができた」は44.9%にとどまった。

2018年のコミュニケーションに関する希望は、「メールやSNSだけでなく、リアルなコミュニケーションを大事にしたい」が最も多く68.9%を占めた。