2018年1月7日からNHKでスタートする大河ドラマ『西郷どん』(毎週日曜 NHK総合 20:00~20:45 BSプレミアム 18:00~18:45 ※初回は60分拡大)の完成披露試写会が6日、東京・渋谷の同局で行われ、主演の鈴木亮平、子役の渡邉蒼が出席した。

西郷どん

左から渡邉蒼、鈴木亮平

大河ドラマ第57作目となる同ドラマは、林真理子の小説『西郷どん!』を人気脚本家の中園ミホが脚色。幕末という激動の時代を生き抜いた西郷隆盛の波乱に満ちた生涯を描く。主人公の西郷隆盛(吉之助)役には、大河ドラマ初出演となる鈴木亮平が務め、隆盛の子ども時代(小吉)には子役の渡邉蒼が演じている。

試写会が行われたこの日は、来年1月7日に放送する第1回『薩摩のやっせんぼ』が上映され、その後に鈴木と渡邉が登場。鈴木は「やっと皆さんに観ていただいて感謝の気持ちはあるんですが、まずは隣にいる子ども時代を演じきった蒼くん、ほかのお若い役者さんに拍手を送りたいと思います」と小吉を演じた渡邉らの労をねぎらい、「鹿児島と書かれた紙だったり、肩の傷に伴うコンプレックスをずっと背負っていく西郷吉之助が隆盛になっていく話なので、子どもたちが作ってくれた空気感、幕末に生きていたという空気感が特に輝きを与えていると思いました」と第1話の感想を。

続けて「『西郷どん』の姿勢がタイトルバックに詰まってます。歴史上の人物はその人が何をやったのか、どういう仕事をしたのかが描かれますが、『西郷どん』はそうでなく、なぜその仕事をできるようになったのか、プライベートをどう過ごしたのかを濃密に描いています。幅広い視聴者に楽しんでいただけると思いますし、第1話を観ていただけたら全47話観たくなると思います」と自信を見せた。

ナレーションを務めるのは、1990年の大河ドラマ『翔ぶが如く』で主人公の西郷隆盛を演じた西田敏行。鈴木は西田と同じ人物を演じる。「西田さんの西郷さんは、日本中の人がイメージした西郷さんをやられていて、鹿児島弁も完璧で正直プレッシャーを感じました」としつつ、「そのプレッシャーを良い方に変え、西田さんに負けるわけにはいかない、それ以上を目指すぐらいがちょうどいいと思っています」とライバル心も。続けて「西田さんの声は西郷さんの声ではなく、吉之助を温かく見守る西田さんの声になっていたので、西郷の先輩が吉之助にエールを送っている感覚で感動しました」と賞賛していた。

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