日経BPコンサルティングは11月29日、「大学ブランド・イメージ調査 2017-2018 北陸・東海編」の結果を発表した。北陸・東海編の対象大学は主要65校、調査期間は2017年8月2~8月31日、有効回答はビジネスパーソン3,613人。

名古屋大学が10年連続総合1位

各地方の「大学ブランド力」ランキングをみると、北陸地方は金沢大学(国立/大学ブランド力(偏差値)66.0ポイント)が1位を獲得。2位は昨年9位だった金沢工業大学(私立/56.7ポイント)、3位は昨年の23位から大きく順位を上げた福井大学(国立/51.3ポイント)となった。

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東海地方の1位は名古屋大学(国立/95.0ポイント)。同校は北陸・東海総合順位でも1位となり、総合では10年連続の首位となった。2位は南山大学(私立/66.3ポイント)、3位は中京大学(私立/64.4ポイント)と続いた。

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昨年からの「大学ブランド力」の上昇率(北陸・東海総合)をみると、1位は至学館大学(私立)で5.2ポイント上昇、2位は名古屋大学で4.8ポイント上昇、3位は名古屋学院大学(私立)で4.4ポイント上昇となった。

大学に関する49項目のイメージについて各大学の得票率をみると、「いま注目されている、旬である」の1位は上昇率でも首位を獲得した至学館大学。2016年11月に同校卒業者でオリンピックメダリストの吉田沙保里氏が副学長に就任し、話題を集めた。

「地域貢献」のイメージが強い大学の1位は静岡県立大学(公立)。地域と密着した活動や、学生が地域について考える機会を設けていることなどが評価された。