マイナビは11月16日、「2017年度マイナビ大学生インターンシップ調査」を発表した。調査期間は2017年9月29日~10月13日、調査対象は「マイナビ2019」に登録している全国の大学生及び大学院生、有効回答は4,993人。

インターンシップ参加率72.2%

調査実施時までに、インターンシップに参加経験がある学生は前年比12.5ポイント増の72.2%と、2014年の調査開始以降、初めて7割を超えて過去最高を更新。参加経験者の平均参加社数は同0.6社増の2.7社と、こちらも過去最高を記録した。

これまでにインターンシップに参加したことがあるか<経年(全体)>

秋以降の参加予定時期は、「12月」が64.6%と最も多く、次いで「2月」が63.8%、「1月」が58.2%と続いた。このほか、「10月」が同5.8ポイント増の33.8%、「11月」も同2.3ポイント増の50.9%となり、本年は企業の秋期インターンシップが活発化し、学生も前年よりも早く参加する傾向がみてとれた。

最も参加しやすい期間は「1日」が50.0%でトップ。参加した期間も「1日」が44.0%と最も多かった。

興味があるプログラムは「実際の現場での仕事体験」(37.7%)が最多となったのに対し、実際に参加したプログラムは「グループワーク」(56.6%)が最も多かった。実際の現場でのインターンシップは、受け入れ部署の協力が必要となるため、導入のハードルが高いこともあり、学生の希望と実施内容とのギャップが見られる結果となった。

(交通費や昼食代以外の)報酬が出る有償インターンシップの参加率は21.1%。参加経験・未経験問わず、「興味がある」と答えた学生は82.6%に上った。