心理反応のひとつに、「適応性無意識」というものがあり、人の印象が3~5秒でほぼ決まるのはそのためだと言われている。実はその3~5秒の印象を決めるのに、瞳の大きさが関わっているという調査結果を、婚活レンズ(カラーコンタクトレンズ)「アコルデ」を販売するネットランドジャパンが発表した。

ネットランドジャパンと、脳科学コンサルティングのセンタンが共同で、「アコルデ」装着時と、裸眼時の女性の顔写真を26~39歳の独身男性16名に見せ、どちらが魅力的かアンケートを取った。すると顔の魅力度が裸眼時に比べて最大で140%に高まったという。そのくらい瞳が顔全体の印象に与える影響は大きいということだ。

確かに右側のほうがぱっと見きれいに見える

脳は、意識では気づかない瞳の変化に瞬時に気づいているという。同アンケートで、アコルデを付けた女性と、同じ裸眼の女性の写真を男性に交互に見てもらい比較したときに、アコルデを装着した写真を見たときの方が、脳がポジティブな感情を喚起させたという。

アコルデで瞳を大きくしたときのほうが、脳が全体的にポジティブな感情を示している(出典:ネットランドジャパン)

今回の調査では男性が女性に出会ったときに、意識せずともその人の「目」や「瞳」を見て印象を決めているという結果が出た。短い時間で結果が決まってしまう婚活などでは、瞳の印象が結果を左右することがあるのかもしれない。