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That's撮れ録れフォトコンテスト 第3回 いつまでも残したい「和」 応募期間:2008年3月19日〜5月12日

 

That's 撮れ録れフォトコンテスト 結果発表!

That's 撮れ録れフォトコンテスト、その第4回目のテーマは“いつまでも残したい旅(情景・乗り物)”。 2008年9月1日〜2008年11月30日の期間に応募いただいた総数4,667作品の中から入賞作品を発表します!


最優秀賞
         
   
 

作品名:門司港駅で 作者:太野 睦

受賞者のコメント

北九州市の東端、門司港駅の構内です。100年以上の歴史のある古い駅舎。ホームを歩くと遠い昔へタイムスリップする様な感じさえします。

賞品:Nikon D700/ フォトビューワ:P-6000/
液晶ディスプレイ:PTFBHF-22RW / SILKYPIX Developer Studio 3.0/ 高級写真用紙8種セット / That's日本製DVD-R(50枚)

     
   
         
   
審査員のコメント
風を感じる良い作品です。それも母子を巧みに配したことで、爽やかさと温もりもが表現されています。さらに門司港駅の長い歴史がかもし出すのでしょう、旅人のため息や吐息まで構内の隅々まで漂っています。駅を舞台にすると情緒的に偏りがちになるものですが、作者のしっかりした目線が駅頭のスナップを上質な作品に仕上げていると感じました。駅の一角にある長い頭端式(行き止まり)のホームの、明るいその先へ行く母子の姿は、現代の駅物語を思わせます。(真島氏)   ひとり旅から大勢での旅行など、旅を楽しむ構成はさまざまですが、やはり親と子、家族での旅はなにより良いものだなと思わせてくれる作品です。撮影しているのはおそらくお父さんかと思いますが、とても微笑ましい印象を受けました。近年のスナップの傾向として視線を貰わない写真が増えていますが、この作品もそんな一枚。顔の表情すら見えていません。それゆえか、鮮明に旅の情景が浮かび上がっているようです。(小泉氏)   時として人は、後ろ姿を「見送り」ます。じゃあね、と言葉を交わして分かれる際なども、背中を見送れば、そこに無言の想いが滲み出ます。その「感情」と、今回のテーマであるところの「旅情」とが相まって、素敵な写真に仕上がっていると感じました。真ん中のお母さんの足の曲がり方も、なにか一所懸命に歩いているような躍動感があり、とても活き活きとしつつ、「情」の込められた作品だなと思います。(今岡氏)
   
         
         
優秀賞
         
   
 

作品名:ドカ雪:加藤謹一

受賞者のコメント

あこがれの被写体に出会いましたが、あまりのドカ雪にレンズフードの中に雪が積もるほどでした。後にカメラがこわれました。ここで暮らすのは大変だなぁとつくづく思いました。

賞品:フォトビューワ:P-6000/ 双眼鏡:BD25-8GR/SILKYPIX Developer Studio 3.0/ ArkSoft Panorama Maker 4 Pro/高級写真用紙8種セット / That's日本製DVD-R(50枚)

     
   
         
   
審査員のコメント
デジカメならではの機能が雪の情感を見事に引き出し、凛とした夜を表現しています。フィルムは昼光用であれ、人工光用であれ、光質に対して感応の度合が狭く敏感であるため、ミックス光で成り立っている情況では光が干渉し合い、思いどおりの色彩や色調に撮影するのは大変な労力を必要とします。水銀灯でライトアップされた民家の雪にホワイトバランスを取った結果、カメラから発光したストロボ光が、降る雪粒を蒼く発色させて、夢幻の雪里を描き出した一枚です。(真島氏)
   
         
         
優秀賞
         
   
 

作品名:世界遺産アルブラ線 作者:近藤三枝子

受賞者のコメント

スイスは観光立国。峻険な山の中にそびえたつ橋を作る。

賞品:EXILIM ZOOM EX-Z300/ 月刊「鉄道ファン」1年分/ ArcSoft PhotoBase Pro/ マルチメディアソフト Nero8/ That's日本製DVD-R(50枚)

     
   
         
   
審査員のコメント
国土の大半が山地を占めるスイス。その風土の美しさは、世界の誰もが認めるところです。その一方で、歴史を遡ると勇敢な国民性を反映した傭兵の文化があったり、独自の道を歩む永世中立の理念などがあります。努力を惜しまず、独自のスタイルを貫き通して物事を成し遂げる国民性、その精神が、険しい山々に架かる鉄道橋梁にも現れているといえるでしょう。素晴らしい風土に触れるとともに、そこに住まう人々の気概にも触れる。そんな旅の醍醐味を感じさせてくれる一枚です。(小泉氏)
   
         
         

優秀賞
         
   
 

作品名:揺美 作者:北村 修一

受賞者のコメント

函館旅行のおり、朝市の前を通ったら『かもめ』という暖簾の前にかもめが・・・しかも、中をのぞいて食べている人をじっと見ているんだけど、誰も気にしないで普通に過ごしている。かもめと良い関係の港町だ。

賞品:液晶ディスプレイ:PTFBHF-22RW/ カードリーダ&SDカード4GB/SILKYPIX Developer Studio 3.0/ ArkSoft Panorama Maker 4 Pro/高級写真用紙8種セット / That's日本製DVD-R(50枚)

     
   
         
   
審査員のコメント
食堂の暖簾に「かもめ」とあって、その前に佇む一羽のかもめ。ジョークが効いていますが、それだけではないのがこの作品の良さ。見どころがあちこちにあって、眺めていて楽しい写真でもあります。暖簾の青、自動販売機の赤、店内の暖色のバランスが取れていつつ、全体の色使いに優しさが見受けられます。北国を旅していて、その道中でホッと一息つくような温かさも伝わってきますね。旅路の喜びと、古き良き日本の情景を作品から感じました。(今岡氏)
   
         
         

 

写真の町 東川町賞
         
   
 

作品名:紅葉と水鏡 作者:浦野 考裕

受賞者のコメント

絶景のローカル線「只見線」を走るSL

賞品:東川町産米「ほしのゆめ」5kg×1袋/ 東川町産米「おぼろづき」5kg×1袋/ 東川町産米「黒米」4合詰×1袋/ 大雪旭岳源水 500ml×6本

     
   
         
   
審査員のコメント
逆さ富士などに代表されるように、実像と水面の映り込みを題材にした写真は多くあります。通常、映り込んだほうが鮮やかに出るのですが、この作品の面白さは実像のほうが鮮やかに、華麗に表現されている点です。これぞシンメトリーの妙。旅をしている実感も沸いてくる、良い写真だと思いました。(小泉氏)   今回、蒸気機関車を撮った作品は何点かありましたが、その中で個人的にもっとも心に飛び込んできたのがこの一枚でした。あまりにも水面に美しく映っているため、そこから静けさをも感じ得ました。その一方で、力強く走る蒸気機関車。その対比が面白かったです。(スタート・ラボ)  
   
         
         
デジタル一眼レフFan賞
         
   
 

作品名:忘却の橋 作者:秋山 知己

受賞者のコメント

北海道の糠平湖にあるタウシュベツ橋梁です。廃線後長い間忘れられていましたが、近年北海道遺産としてその価値が見直されています。美しい橋ですが、風雪と水圧により劣化が進みいずれ崩壊する運命にあります。

賞品:三脚:El Carmagne 435/ カメラバッグ:ECHO / ドライケース:ED-42CDA / SILKYPIX Developer Studio 3.0 / 高級写真用紙8種セット

     
   
         
   
審査員のコメント
目の前にシンプルな情景が広がっているときに「まるで絵のようだ」と表現することがありますが、まさにそんな言葉が口をついてしまう作品です。構成は至ってシンプル。それゆえに、見る側のイメージがどこまでも膨らんでいきます。同時に、美しさを伴って力強くこちらに飛び込んでくるような印象を抱きました。(今岡氏)   見た瞬間、淡いブルーがとても美しいなと感じました。現実の世界の写真なのですが、どこか幻想的といいますか、不思議な感覚を抱かせてくれます。この橋を渡って向こうへ行ってみたい、旅してみたいと思いましたね。(スタート・ラボ)
   
         
         
マイナビニュース賞
         
   
 

作品名:窓 作者:東京 雨

受賞者のコメント

まるで、アンコールワット遺跡に飾られた、絵画のようでした。

賞品:外付けHDD:My Book Essential 1TB / SILKYPIX Developer Studio 3.0 / 高級写真用紙8種セット

     
   
         
   
審査員のコメント
まるで絵画か映画の1シーンのような、哀しいまでの美しさと引き込まれるような静寂が感じられます。こういう場面に出会うというのも、ただ運がいいというのでなく、きっと作者の熱い情熱にも似た強い「写欲」がこの情況に出会わせたのでしょう。直線で構成された画面と、窓枠の中の人物の折り曲げた体の曲線が、なんとも穏やかで秘めやかな空気感を醸成しています。非の打ち所のない構図ですが、その上、過不足のない見事な露出ワークが印象的で優れた作品に創り上げていると感じました。(真島氏)
   
         
         

 

         
   
審査員の先生方はこんな作品にも注目していました
         
   
         
流氷に生きる
作者:中村 晶子
  ランドマークタワーからの眺め
作者:島田 寿朗
  虫取り親子
作者:大沼 勇治
         
2月北海道の羅臼は例年にない寒さでしたので流氷と一緒にオオワシが沢山渡ってきていました。   景観を彩る観覧車。ぴったり60分割されており、自体が時を刻んでいる。   家族合同でキャンプへ行った際にギンヤンマを取りに行ったら途中、池に魚が居たのを見て親の方が夢中で、虫取り網を使いすくおうとしている様子です。いつまでも、仲むつまじいこの風景が続いてほしい。
   
         
         

 

 

特別審査員
今岡昌子 氏 (フォトグラファー)
写真は風景のみならず、人々の感情や、その時代をも切り取ります。今回、全体的に海外の旅路で撮影した風景や人物などの写真が少ないような印象を受けました。世界的な不況、治安情勢の悪化などもその一因かもしれませんが、それもまた「時代」を反映しているといえそうです。その中で、国内の旅の醍醐味と旅路の素晴らしさを再発見し、写真に収めた方も多かったのではないでしょうか。作品のレベルは総じて高く、選ぶのは大変でした。旅情をうまく切り取った鉄道写真の作品も多かったですね。
プロフィール
神奈川県生まれ。アジア地域、あるいは世界の被災地を中心に撮影活動を行う。SSF世界スポーツフォトコンテスト「SSFアワード賞」(2001年)、「第2回さがみはら写真新人奨励賞」(2002年)、「第23回東川賞新人賞」(2007年)受賞。写真展多数開催。写真集「re・birth〜ガレキの隣のオンナたち」(窓社)、「天山南路〜Around the Taklamakan Desert」(冬青社)出版。OnAsia Images所属。
http://www.re-birth.net/
特別審査員
小泉澄夫 氏(写真家)
日本人は世界屈指の「旅行好き」といえます。ツアーなどで朝7時半集合となっても、必ず時間を守るのは日本人。旅路を行く人々の輝いた表情を見ていると、単にルールを守る日本人気質、というだけではなく、純粋に旅が好きなんだと感じます。その心が、どの作品にもよく表れているように見受けられました。また、歴史をさかのぼってみても、西行や芭蕉など、旅の中に身を置いて何かを表現する人間は、得てして周囲から信頼・尊敬を受けてきました。旅好きな気質は日本人の誇りと感じて、これからも旅を楽しみ、心に触れた情景を気の向くままに写真に収めていってほしいですね。
プロフィール
東京生まれ。日本写真芸術学会会員、世界写真フォーラム主宰。「日本人の心」をテーマに風景写真を30年以上撮り続けている。1998年より、世界遺産の制度主旨に賛同し、各地の世界遺産を取材。『世界遺産 ビジュアルハンドブック』シリーズ(マイナビ)をはじめ、雑誌等で世界遺産の訴求に努める。2000年11月、フランス・パリで個展『日本人の心』を開催。
特別審査員
真島満秀 氏(写真家)
今回のコンテストの作品選出には、審査員一同が大いに悩みました。多数の作品が応募され、それに比例して各カメラマンの心情が画面に描かれていたからです。写真とは、光学的に目の前の事物、現象を通して自分を映すこと。ここで言う「自分」とは、自身の感動です。言い換えると、作者の被写体に対する心の震えです。撮影には、素直な作意も、感動を写すテクニックも必要ではありますが、やはり作品の訴求力は“いいなぁ“という作者の純な視線が創るといえるでしょう。
プロフィール
1946年、信州に生まれる。真島満秀写真事務所主宰、(社)日本写真家協会会員。広告代理店に勤務後、エディトリアルフォト、作家活動を目指し独立。「メカニズムとひと」をライフテーマに撮影領域を世界に広げる。1992年度ADC賞(アートディレクターズクラブ賞)受賞、AD OF THE YEAR 92(ベストフォト部門)受賞他多数。主な作品として、各JRポスター、小学館「鉄道の旅」、世界文化社「車窓のことば」、福音館書店「鉄道記」、時刻表表紙、鉄道ジャーナル誌連載中、等多数。
スタート・ラボ
素晴らしい作品を多数の方から投稿いただいて、嬉しい思いです。こちらとしても真摯に、心を純粋に保つようにして選ばせていただきました。「いつまでも残したい旅(情景・乗り物」というテーマこそあれ、撮影する方のイメージひとつでバラエティに富んだ作品が寄せられたと思います。単なる風景ではなく「情景」。それは一枚の写真の中から「物語」が見えるようなものだと実感しましたね。


主催


特別協賛


協賛

協力