コンテスト
ファイルメーカー選手権
プレコンテスト結果発表(06年11月29日発表)
プレコンテスト結果発表
| 受賞分野 | 受賞作品名(制作者名) |
|---|---|
| 月間MVP | YouTube Video Clipper(西村早苗さん) |
| 優秀賞 | 見積納品請求(井上利幸さん) |
| ビジネス賞 | 出版販売データベース(プルのしっぽさん) |
| 優秀賞 | グループ・スケジューラ(村上ゆりかさん) |
今月は、選手権のイメージをつかんでもらうために、ファイルメーカーの達人たちに参加してもらいプレコンテストを開催した。
プレコンテストで集まったのは全部で7作品。この作品を3人の審査委員が各自自分のパソコンで検証・採点を行った。その上で審査委員会を開催、この中から、高得点を集めたものから順次、検討を加えた。動作が不安定なもの、想定通りに機能しないもの、操作が難しいもの、データベースの構造や定義がロックされていて触られなくなっているものなどは評価が低くなってしまった。最終的に残った4作品をさらに詳細に検討していった。業務に特化して徹底的に作りこんだものから、西暦←→和暦の変換だけを目的としたものなど、レベルもジャンルもさまざまなものが同じ土俵で戦うこととなった。当然審査は困難を極め、白熱の議論となった。結果、今後1年間、読者からたくさんの応募を裁くためにも指針となる代表選手が勝利を手にすることになった。
月間MVP: YouTube Video Clipper
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| FileMaker Pro 8.5の新機能を存分に利用した作品。YouTubeのビデオを検索できてしかもリストとして登録できる。もちろんビデオの再生もそのまま可能だ。 | YouTubeのビデオをキーワードで検索して蓄積した情報に、カテゴリやメモの追加も可能。※このテンプレートを利用するにはネット常時接続環境が必要。 |
審査委員長からのコメント
1)寸評
FileMaker Pro 8.5の新機能の使い方が学べるお手本ともいうべき作品。ファイルメーカーWEBビューアという、テンプレートの中にホームページが表示できる機能を利用している。逆に機能はたったそれだけだが、シンプルな分、ファイルメーカープロを勉強してみようと思う人には格好の教材となりそうだ。このくらいシンプルなら、テンプレートを開いて中身を覗き、自分好みのアプリケーションに仕立ててみようという気にさせてくれる。もちろん、使い方は簡単で、マニュアルがなくても誰でも使用できるだろう。
2)アドバイス
クリップした動画にユーザーがコメントやキーワードをつけることができるようになっているが、そのキーワード付けの機能を別途用意したキーワードテーブルから持ってくるなどの機能が付いているとさらに使いやすく、かつ使いでのあるテンプレートになっただろう。できればYouTubeの中で用意されているさまざまなメタデータを取ってきて、ファイリングするような仕組みにしてくれたらもっと役に立つものになったかもしれない。
月間優秀賞: 見積納品請求
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| 一般的な見積もり書と納品書を作成できるデータべース。このようにシンプルで標準的なテンプレートは利用者にとって非常にありがたい存在だ。 | メインメニューが用意されていて、目的のレイアウトに簡単に切り替えができる。データベースの定義はすっきりと作られていて、カスタマイズも容易だ。 |
審査委員長からのコメント
1)寸評
日常業務を合理化するためにファイルメーカープロを使って何ができるかを端的に示した、教科書のようなテンプレート。いかに入力の手間を減らせるかが、この種のアプリケーションの導入効果を測る尺度ともなるが、その基本線にピッタリ沿った作り込みとなっている。 取引先データを入力すると住所からグーグルマップの地図が表示される。FileMaker Pro 8.5の新機能をいち早く取り入れた工夫だ。
2)アドバイス
作業手順書、手順に応じたメインメニューなどもアプリケーションの中に用意され、わかりやすい。設定登録画面では、生データとそれが各帳票上でどのように表示されるかの関連も同一画面内で表示される工夫もある。こんな工夫を今後の応募者も取り入れておいてほしい。
月間ビジネス賞: 出版販売データベース
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| 商品データ画面。専門性の高い仕事がゆえに、製品パッケージで発売されることはまずない。出版営業に関わっている人には、この手のツールは希少価値が非常に高い。 | 書店で販売される書籍に挟まれている短冊を印刷できる機能が用意されている。入力の自動化もある程度配慮されており、郵便番号からの変換も可能だ。 |
審査委員長からのコメント
1)寸評
出版流通業界にいない人にとっては意味のないアプリケーションかもしれないが、ファイルメーカープロを使うとこんな業務バリバリのアプリケーションも作れてしまうという好例だ。あまりに業務に特化しているため市販ソフトもなく、特注すると数百万円かかりそうな組み上がりだ。テンプレートコンテンストなどでは、この種のアプリケーションは業務上の秘密として応募してくれないことも多い。今回のコンテストの趣旨に沿って、応募していただけたのがとても貴重に思える。
2)アドバイス
従事する業務に詳しい人のためのアプリケーションとはいえ、ソフトをどこから使い始め、どのような型式でデータを入れるべきかがわかる「ヘルプ」画面が用意されていればよかった。入選すれば多くの人にダウンロードして見てもらうことになるのだから。
月間優秀賞: グループ・スケジューラ
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| まるで製品パッケージのように作り込まれた作品。専用アプリケーションと同じレベルのツールが作れる事を示している。 | 当日だけでなく週単位でスケジュールを確認できるなどの機能が豊富。簡易マニュアルもわかりやすく出来ているため、豊富な機能をしっかり利用できる。 |
審査委員長からのコメント
1)寸評
ワークグループで情報共有し、全員のスケジュールを調整したり、プロジェクトの進捗状況を確認しあえるようなグループウェアは市販品にもいくつかある。しかし、実際に導入するとなると、それぞれの業務形態によって帯に短したすきに長し、ということも多い。ファイルメーカープロでこうした業務をシステム化しておくと、足りないところは自分で改良、機能追加することもできる。メールソフトと連動し、関係者に日報を送る機能、Web上にある天気やニュース情報を取り込む機能なども組み込まれており、FileMaker Pro 8.5のいい勉強にもなる。
2)アドバイス
初めて触る人にとっては使い方がわからないところがある。新規ユーザーを追加するとか、納期の設定など、正しい使い方などがわかりにくい。ファイルメーカープロ、パソコンそのものに不慣れなユーザーにも自然にわかってもらえる工夫があるともっと良かった。











