2011年下半期のPC市場でもっとも過熱しているジャンルが、13.3型ワイド液晶を搭載したモバイルノートだ。モバイルノートは本体のパフォーマンスのみならず、耐熱設計や携帯性、堅牢性、バッテリ駆動時間、使い勝手など、あらゆる面でのニーズが求められやすい。そのため各メーカーとも、自社のテクノロジーの粋を集めて開発・製造している。ここで紹介する富士通の「LIFEBOOK SH76/E」も同社が自信を持ってリリースしたモバイルノートだ。
SPECIFICATIONCPU:インテル® Core(TM) i5-2520M プロセッサー(2.50GHz)●チップセット:モバイル インテル® HM65 Express●OS:Windows® 7 Home Premium SP1 64ビット●メモリ:4GB(DDR3 1333、最大8GB)●SSD:約128GB(シリアルATA)●光ドライブ:記録型DVD●グラフィック:CPU内蔵(最大1,696MB)●ディスプレイ:13.3型ワイド液晶、1,366×768ドット●サウンド:HDオーディオ、ステレオスピーカー●LAN:1000BASE-T●無線通信:モバイルWiMAX、IEEE802.11b/g/n●カードスロット:エクスプレスカード、SDカード●バッテリ駆動時間:約13.7時間●サイズ:W316×D223×H16.6/23.2mm●重量:約1.34kg(光ドライブ搭載時)●オープンプライス WEB MART価格:179,800円
冒頭で述べたように、にわかに13.3型ワイド液晶搭載のモバイルノート市場が盛り上がっているが、富士通の13.3型ディスプレイノートへの取り組みはかなり古い。2010年夏に同社はFMV-BIBLOからLIFEBOOKへとノートPCのブランドを変更したが、そのBIBLO時代の2001年の冬モデルで、13.3型液晶を採用したMGシリーズを登場させている。当時はまだワイドサイズ液晶ではなかったが、そのコンセプトは実用的なサイズで持ち運びしやすいことだった。それから約10年経過したことになるが、最新のLIFEBOOK SH76/Eをみると、当時のコンセプトが連綿と受け継がれてきているのがわかる。
さて、この記録型DVDドライブは「モバイル・マルチベイ」と呼ばれる構造で、着脱が可能。より軽くして携帯したいときに光ドライブを取りはずしたり、オプションの拡張ユニットに換装したりできる。なお、光ドライブをはずした際は、約1.22kgに軽量化できる。ちなみにこのモバイル・マルチベイは、2001年にリリースされたMGシリーズでも採用されている。10年前からのコンセプトが継承されているのだ。
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オプションとなる「増設用内蔵バッテリユニット」。標準の内蔵バッテリとあわせ、約18.2時間のロングライフを可能にする。WEB MART価格:17,640円 |
こちらもオプションの「モバイルプロジェクターユニット」。外出先でプレゼンを行うときに便利だ。WEB MART価格:79,800円 |
モバイルノートでは光ドライブに次いで、キーボードが犠牲になる傾向が強い。ボディのサイズ幅を小さくするために、左右のキーピッチが狭くなることが多く、天地のキーピッチが狭くなっている場合もある。なかには薄さを追求するあまり、ストロークが大きな犠牲になり、ほとんど打鍵感を得られない例もみられる。確かにボディサイズを極めれば入力性がトレードオフになるのは仕方がないところだ。
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ピッチ約19mm、ストローク約1.7mmを確保したキーボード。[Enter]キーが大きめになっており、十字キーは文字キーから独立した配置になっている。タッチパッド横の丸い部分はスクロールパッド。指でクルクルなぞれば、ウェブページなどをスクロールできる |
だがSH76/Eの場合、キーピッチ約19mmとスタンダードサイズノート並みを確保。ストロークも約1.7mmあり、しっかりと打鍵感を感じられる。長文を入力する機会が多いユーザーにとって、しっかりとタイピングできるキーボードが備わっているのはありがたいことだ。また、同機のキーボードは各キーが浮き石のように独立したアイソレーションタイプになっており、各キーの側面に色がつけられている。これは、少しでもキーの視認性を上げるための工夫だが、デザイン上のアクセントにもなっている。本記事の一番最初に表示されている画像でご確認いただきたい。
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