日本でもっとも人気が高いのは、15.6型ワイド液晶を採用したスタンダードサイズのノートだ。おそらく、ディスプレイの視認性やキーボードの入力性といった点で、このサイズに人気が集まるのだろう。だが、スタンダードサイズのノートは3kgほど重量があり、リビングから寝室へ、寝室からリビングへといった、家庭内モバイルでは分が悪い。ここで紹介するデルの「XPS 14z」は、そんな家庭内モバイルにピッタリのマシンだ。
SPECIFICATIONCPU:インテル Core® Core™ i5-2430M プロセッサー(2.40GHz)●チップセット:モバイル インテル® HM67 エクスプレス●OS:Windows® 7 Home Premium SP1 64ビット●メモリ:4GB(DDR3 1333、最大8GB)●ハードディスク:500GB(シリアルATA)●光ドライブ:記録型DVD●グラフィック:CPU内蔵●ディスプレイ:14型ワイド液晶、1,366×768ドット●サウンド:HDオーディオ、ステレオスピーカー●LAN:1000BASE-T●無線通信:IEEE702.11a/b/g/n、ブルートゥース●バッテリ駆動時間:約7時間17分(SSD選択時)●サイズ:W335×D234×H23mm●重量:約1.98kg●直販価格:79,980円(構成例)
同機でまず注目したいのが、絶妙なサイズ感だ。W335×D234×H23mmと、スタンダードサイズのノートに比べ、ワンランクコンパクトになっている。これは13.3型ワイド液晶を採用したモバイルマシンに近い寸法だ。重量も約1.98kgと2kgを切っており、スタンダードサイズノートの約2/3の軽さとなっている。これならば、同機を持って部屋間を移動するのにあまり苦にならない。また、ときどきは外に持ち出したいというニーズにも応えるだろう。
特筆したいのはこのコンパクトなサイズながら、ボディ幅いっぱいとなる14型ワイド液晶を搭載していること。少しでも大きなディスプレイを採用することで、視認性を高めてあるのだ。正面からディスプレイを見るとわかるが、左右のベゼルが極端に狭く、搭載できるディスプレイサイズとしてはギリギリである。通常、このベゼル部分には、無線LANアンテナや液晶上部のウェブカメラの配線などが通るので、よほど練り込まれた設計になっているのだろう。
質感の高さも同機の特徴だ。ボディ素材には堅牢性に優れるアルミニウムを採用。頑強ななうえに、アルミ素材が持つ金属質な高級感も演出している。実際手に持ってみると、金属のボディによる高い剛性と樹脂製ボディにはない質感が感じられる。
目につくのが工夫が凝らされた各所のディテールだ。まずヒンジ部についてだが、リング状に装飾が施されているのがユニーク。照明に当たるとこのリングにが輝き、より金属質な雰囲気が高まる仕組みだ。また、ステレオスピーカーの開口部も幾何学的な紋様で刻まれ、個性を演出している。なお、底面のエアインテークにも幾何学的な紋様を採用。しかもつなぎ目のないシームレスな構造で、スタイリッシュに仕上がっている。